鳥屋(とや)の四季と文化

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市街の喧騒を離れ、空に一番近い場所へ。

大分市内から車を走らせること約1時間。豊後大野市朝地町の北東部、川の最上流域に位置するのが鳥屋(とや)地区です。標高が高く、夏でも涼やかな風が吹き抜けるこの地には、今もなお日本の原風景が色濃く残っています。遮るもののない広い空と、清らかな水。日本ミツバチたちがのびのびと舞うための、最高の条件が揃っています。

鳥屋の風景
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花から花へ。ミツバチが綴る季節の便り。

鳥屋の四季は、そのまま日本ミツバチの「食事」の記録です。

春の風景

4月、梅や山桜が咲き誇り、山が柔らかなピンク色に染まる頃、ミツバチたちの活動が本格的に始まります。

夏の風景

渓谷の深い緑に包まれ、野花が咲き乱れる季節。蜂たちは力強く生命の蜜を集めます。

秋の風景

紅葉の始まりとともに、私たちの宝物である「柿」が実ります。この時期、蜜は一年で最も濃厚な熟成を迎えます。

冬の風景

山が静寂に包まれる冬。ミツバチたちは身を寄せ合い、春の目覚めを静かに待ちます。

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先人の意志を継ぎ、
1000年の歴史を未来へ繋ぐ。

西の高野山と称される古刹「神角寺(じんかくじ)」や、東洋のロダンと謳われた彫塑家・朝倉文夫の感性を育んだ渓谷、そして古城跡。この地には先人たちが命を懸けて守り抜いた深い歴史が息づいています。私たちは、この誇り高き土地を次世代へ引き継ぐため、山道の整備や復興維持に真剣に取り組んでいます。ただ養蜂を行うのではなく、歴史のバトンを繋ぐ。それは、鳥屋の魂を未来へ届けるための私たちの使命です。

神角寺
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失われゆく里山の風景を、
もう一度。
子供たちの誇りに。

今、多くの里山文化が静かに消えようとしています。私たちは伝統的な手法を大切に守り抜き、廃れつつある里山の維持に心血を注いでいます。これは養蜂の枠を超えた、生態系と文化継承の壮大なプロジェクトです。ここで育まれてきた暮らしの知恵を、絶やすことなく未来へ。この地を訪れ、五感で自然を感じていただくことが、地域再生を加速させる何よりの力となります。

鳥屋の景色